本とご飯の記録

食と本に纏わることを主に日々のありのままの私。続く限り徒然に。

人魚の眠る家

人魚の眠る家

人魚の眠る家



東野圭吾作品、久しぶりに読む気がします。
社内にある図書室で借りました。


最近、東野圭吾さんの作品を読んでも以前のような感動が今ひとつなくて。

今までに泣いたこともあれば、
ページをめくる手がとまらなくなり、眠れない日を過ごしたこともあったし
社会の問題にメスを刺してくれるような作品に感動を覚えたことは一度や二度じゃありません。


きっとそんな読者は私だけではないはず!!!!!


だけれど
最近の作品はどれもそうでもなくて。


正直あまり期待せずに読みました。



感想は…

私が感じたのはちょっと戻ってきたかなって感覚。


今回は脳死臓器移植法を取り上げた作品。



私は独身だし、子どももいないので親の気持ちを理解しきれていない部分が多々あるのですが
我が子のこととなれば胸が痛くなるほど、切なくて感情移入してしまうと思います。

よく街で見かける募金や臓器移植の話題。
お金がかかるのはなんとなく知ってはいたけれど
法律のことまでは知らなくて。


この本がきっかけとなって、少しでも多くの方の命が救われること
そして
脳死判定のやり方について今後、世の中や法律がより良い方向へと進むことを切に願うばかりです。


最後に
やはりこのような社会の問題にメスを刺しつつ
人の心の暖かさを表現させたら東野圭吾さんを超える人はまだ現れていないのでは??とやっぱり感じさせてくれる一冊。

この世には狂ってでも守らなければならないものがある。そして子供のために狂えるのは親だけなの。



(2016/2/27  読了)